ヤマノイモの巻
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こんにちは 社長の木戸宏文です。
今年の夏の「お盆期間中のお集まり用メニュー」が完成しましたよ。
表面です。
裏面です。
いつも、お世話になっているお客様には、7月20日前後にＤＭを差し上げます。
また、7月末には、新聞折り込みチラシに入れる予定です。ご期待くださいね。
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さて、第37回目の今日は『ヤマノイモの巻』 です。
ヤマノイモは、日本、台湾に野生する、ヤマノイモ科の多年生のつる性草本です。
自然の山野に自生するので、「自然生（じねんじょ）」とも呼ばれます。
わが国では、古くから食用にされています。
ヤマノイモには、ジアスターゼ、アミラーゼ、カタラーゼ、グルコシダーゼなどの諸酵素が、
豊富に含まれているため、「とろろ飯」など、
かなり食べ過ぎても、すぐに胃がスッキリとするものです。
昔から、ヤマノイモ、サトイモ、ウナギ、ドジョウ、ナマズなどのヌルヌルしたものは、
精力剤になると言われていますが、ヌルヌルの主成分は、ムチンで、
タンパク質の吸収をよくし、滋養強壮効果を発揮します。
江戸時代の「和歌食物草本」には
「とろろ汁、折々少し食すれば、脾臓（＝胃）のくすり、気虚を補う」とあり、
「神農本草経（しんのうほんぞう）」にも、ヤマイモについて、
「虚弱体質を補って、早死にを防ぐ。胃腸の調子を良くし、暑さ寒さにも耐え、
耳、目も良くなり、長寿を得られる」とあります。
漢方でも、胃腸や肺、腎臓の働きを強化し、
「消化促進、寝汗、下痢、頻尿、帯下、腰痛、咳、糖尿、、、、」
に効くとされています。
事実、粘り気のもう一つの成分、デオスコランには、血糖低下作用が証明されています。
漢方薬「八味地黄丸（はちみじおうがん）」の主成分の山薬が、ヤマノイモで、
八味地黄丸は、足腰の冷え、むくみ、痛み、頻尿、老眼、
白内障、インポテンツ、皮膚のかゆみ、骨そしょう症など、
老化による症状や、病気に対する妙薬です。
また、血中コレステロールの、低下作用があることも、報告されています。
ヤマノイモは、入手しにくいので、ナガイモで代用されても、
その効果はほとんど同じです。
《効能のまとめ》
滋養強壮、糖尿病の改善、老化予防、慢性下痢の改善
《民間療法》
◎ 糖尿病や慢性下痢
ヤマノイモ60ｇを煮て、1日3回に分けて食べる
◎ おでき
患部にとろろをつけると、吸出し効果が抜群
（刺激が強いので、肌が弱い人は、注意が必要です）
◎ 滋養強壮・下枝、腰の冷えやむくみ、痛み・頻尿・老眼
乾燥根（ヤマノイモ）約200ｇを細かく刻み、グラニュー糖約150ｇと共に
焼酎約1.8ℓの中に漬けこみ、3ヶ月放置しておく。
これを1日1回、就寝前に約30ｃｃ飲む。
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