サトイモの巻
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こんにちは 社長の木戸宏文です。
今日は、第55回目『 サトイモの巻』 です。
サトイモは、熱帯アジア原産です。
日本へは稲作渡来以前の縄文時代に、すでに中国から伝来しており、
「万葉集」登場する「宇毛」が、サトイモであるとされています。
山里で一般に栽培されているので、「山芋」に対して「里芋」と命名されました。
旧暦の8月15日(中秋の名月)は、別名「芋名月」と言い、
ススキ、ハギ、オミナエシ、サトイモが供えられますが、
元来は、サトイモの初物を祝う収穫祭であったとされています。
江戸時代の「大和本草」には、
「湿地を好む。山中の農多く植えて、糧として飢を助けて、甚民用に利あり」とあり、
サトイモが、重要な救荒食であったことを示しています。
「本草綱目」には
「生で食べる有毒で、味のえぐい物は食べる可からず。
魚と一緒に食べると、甚だ気を下して中を整え、虚を補う」とあります。
でんぷんが多く含まれ、そのエネルギー化を助けるビタミンB1、
脂肪の燃焼を助けるビタミンB2のほか、タンパク質も十分に含まれ、
消化・吸収もよく、老人、子供、病人の栄養補給に大変すぐれています。
サトイモ特有の成分として、粘液質のムチンやガラクタンがあります。
ムチンは、タンパク質の消化促進、滋養強壮、潰瘍の予防、解毒などの優れた作用があります。
ガラクタンは、ガラクトースを成分とする多糖類で、脳細胞を活発にする働きがあります。
イモや葉柄(イモの茎)の皮をむくと手がかゆくなるのは、
シュウ酸カルシウムの為で、サトイモを食べた時の苦い味も、この物質のせいです。
イモは、田楽、塩ゆで、イモ汁に、葉は汁の具、漬物などに利用できます。
この葉柄は「ずいき」とも言われ、皮をむいて乾燥させて、保存食品として利用されてきました。
《民間療法》
⑴ 打ち身・捻挫・関節炎・おでき・乳腺炎に—-
サトイモをおろし金ですりおろしたものに
その量の1/3のうどん粉(小麦粉)を少量のショウガ汁を加えて、患部に湿布する。
⑵ 気管支炎・肺炎に—
胸の部分に、⑴の湿布を施す。
⑶ 痰・慢性気管支炎に—
みそ汁の具にして、毎日食べる。
⑷ (毒)虫刺されに—-
ずいき(葉柄)をつぶして、汁を飲む。
《 効能 》
老人・病人の栄養補給、消化促進、健脳、気管支炎の予防・改善
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