ニシンの巻
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こんにちは、齢を重ねたら寒がりになった社長の木戸宏文です。
今朝はヤマセが吹いて、雨も強く、冷え込んで
まるで冬に逆戻りしたような天候です。
この悪天候で、陸奥湾フェリーが欠航し
団体のお客様のお弁当の注文が、キャンセルとなりました。
残念です。
寒がりの私は一旦、脱いだタイツと長袖のシャツを、
今日は、重ね着しています。
さて、第18回目は、『 ニシンの巻 』 です。
ニシンとは、
・ 卵が多いので「妊娠魚」 または、
・ 「二身=その身を二つに割いて料理する」
ことから来たという説があります。
二つに割いた背側は「身欠」として食用にし、
腹側のほうは、肥料として活用されていました。
またニシンは、「鰊」は「東で多く捕れる魚」という意味であり
「鯡」は米作の出来なかった発作海道で
「米ではないが、米と同等の価値がある」という意味を込めて
「魚に非ず」となったようです。
松前藩では、米の代わりに、ニシンが納められていたこともあり、
ニシンが「石=こく」ではかられていた所以でもあります。
親潮など寒流に育ち、カムチャッカ、アリューシャンあたりを回流し、
春になると北海道に姿を現すので、
ウグイスが「春告鳥」と呼ばれるように
ニシンは「春告魚」と呼ばれることもあります。
産卵のために、沿岸に大挙して、ニシンが来ると、
かつては海の色が変わるほどで、その2~3日の間の漁で、
網元の漁師は莫大な利益を得て、
いわゆる「ニシン御殿」を建てたほどでした。
しかし、それも今は昔。
「海が盛り上がるほど」押し寄せたニシンも
昭和29年以降、北海道ではあまり捕れなくなって
現在はほとんど、ロシアからの輸入に頼っています。
イワシの仲間なので、イワシと同様に鮮度が落ちやすく
小骨も多いので、ニシンの嫌いな人も多いですが、
ニシンの子の「数の子」を嫌う人は少ないようです。
ニシンの事をアイヌ語で「カド」と言いますが、
「カドの子」がなまって「カズノコ」になりました。
「カズノコ」は「数の子」に通じ、
子孫繁栄を願う縁起のいい食べ物として
正月のおせち料理には欠かせません。
ニシンは海藻に卵を産み付けますが、これが「子持ちコンブ」です。
メスが海藻に卵を産むと、すぐに雄は精液をかけますが、
この精液で海が真っ白になることを「クキジル=群来汁」といいます。
「本朝食鑑(江戸時代に作られた食物の本)」によると
ニシンは、「房総、常陸、奥羽などの海浜や、利根川の河口でも捕れた」とあり、
「陽を助け、陰を補い、腹中を温め、気を健やかにする」とあり、
「胃腸の働きをよくし、気力、体力をつける」効能があることがわかります。
生でも、燻製でも、酢漬けでも食べられますが、
塩ニシン、コンブ、ジャガイモ、ニンジン、タマネギなどを入れて煮込んだ
「三平汁」は有名。
《 効能のまとめ 》
気力・体力増進、体や腸を温める
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ニシン、鰊、鯡、春告魚、、、、みな「にしん」なのですね。
「三平汁」は、鮭を入れるものだと思っていましたが
ニシンが、はじまりなのでしょう。
ニシンが嫌いでも、数の子が嫌いな人は少ないと言いますが、
なま物が苦手な私は、数の子も得意でないです。
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