緑茶の巻-2回目
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こんにちは 社長の木戸宏文です。
薬いらずの食べ物の知識、お久しぶりです。
第58回目、『 緑茶の巻-2』をお届けいたします。
次回、ご案内をした緑茶の効能は実に多いのですが、
体をあまり動かさない人が飲みすぎると、「有害」になることがあります。
特にリュウマチ患者の多くが、お茶や果物が好きな傾向があると、話す医者もいるようです。
緑茶も果物も、含有成分は健康によい成分ばかりなのですが、「お茶」の99.8％は水分だし、
果物も水菓子と称されるように、90％以上が水分です。
雨が降ると頭痛や神経痛が起こりやすいという人が多いし、
寒いと腰痛や関節通がひどくなるという人が、少なくありません。
リウマチをはじめとするこうした「痛み」の病気は、
漢方では「冷え」と「湿気（水）」によって生ずると考えます。
その証拠に、入浴などで体を温めると、痛みは軽減します。
したがって、運動や労働を十分にしない人が、お茶や果物などで水分を摂り過ぎると、
体内に水分過剰=「冷え」を招き、リウマチなど種々の痛みの病気になりやすいわけです。
お茶はインドが原産、つまり南方産のものだから、本来は体を冷やす陰性食品です。
インドを統治していたイギリス人が、緑茶のあまりの美味しさに、
イギリスに持ち帰って飲んでみたのですが、「体が冷えて美味しくない」ことを悟り、
やがて紅茶を飲むようになったのです。
発酵させて暖色の赤（黒）に変化した紅茶は、体を温める作用を持つようになったのです。
寒いヨーロッパで緑茶が普及しなかった所以です。
カテキンも、紅茶には玉露に次ぐほど多く含まれています。
1杯の紅茶に、1つまみのすりおろしショウガとハチミツを適量入れた
「ショウガ紅茶」を毎日2～3杯飲むと「血圧が下がった」「痛みが軽減した」
「体重が3ケ月で5㎏減った」などという効能があることが、報告されたことがありました。
紅茶とショウガの体を温める作用と利尿作用の相乗効果によるものと思われます。
是非、お試しください。
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