後ろに柱、前に酒
青森市・五所川原市で、弁当の仕出し・宅配なら木戸食品
こんにちは、社長の木戸宏文です。
お盆に入りました。今朝は3時30分の起床でした。
スタッフは、4時30分から調理をスタートしています。
配達79件、お引き取り28件、合計107件のお客様からご注文を頂きました。
本当にありがとうございます。
東京の大学に通う長男と次男が8月10日に帰郷し、
高校3年の三男と、仕事を手伝ってくれいてます。ありがたく思います。
さて、今日は、第92回『後ろに柱、前に酒』のお話しです。
＝ 意味 ＝
前に、美味しいお酒やご馳走があって、
後ろには、ゆったりと寄りかかることが出来る柱がある。
快い、得意のありさまを言う。
宴席では、上席と下席があります。席次ともいいます。
よく「順不同をお許しください。」という表現を用いることもあります。
この席次は大切で、人格・偉さの序列を表します。昔は家庭内でもありました。
家長・家主・お父さんは、皆を見下ろす上席に座って、
文字通り、一家・一族を仕切るという形に見えます。
ところが、何時の時からか、この序列が狂ってきました。
その元凶はというと、意外にも「テレビ」だったりするのです。
一体、なぜテレビが、序列を破壊することになったのでしょう。
現在の一人に一台という感覚とは異なって、テレビが普及した時代は、
テレビ一台の値段が、お父さんの給料の10ヶ月分と言われていました。
そんな高価なテレビが、家庭にやってくると、どうなるでしょう？
どうなるでしょうというより、そのテレビを一体どこに置くでしょうか？
それは、決まっています。
今まで、一家の主として、ドンと構えて座っていたお父さんの場所です。
皆を一堂に見渡せる位置という事は、皆から見ても一番、見やすい場所だからです。
さあ、新しくやってきた一家のアイドルのテレビ君の居場所が決まりました。
それでは、お父さんはどこに座るといいのでしょう。
それは、一番テレビが見やすい、下座なのです。
こうして、一家の序列の変化は、まずお父さんが座る位置が変化したことから始まったという訳です。
そしてその原因はテレビだったのでした。
第二の原因は「給料の銀行振り込み」。
昔は、お父さんの給料日は、一家のイベントの日であったと言います。
給料日、帰ったお父さんがお母さんに給料袋を手渡す。
お母さんは、ありがたそうに、うやうやしくその給料袋を受け取る。
給料日には、お父さんとお母さんの機嫌がいい。
夕飯には、いつもの日には見られないご馳走が並ぶ。
この光景の中心に、何があるかというと、それが「給料袋」。
「お父さんの稼ぎのおかげで、自分たちの生活が成り立っている」と、
一ヶ月に1回、確認する日が給料日なのです。
しかし、その給料日が、消えた。いや、消えたのは給料日そのものでなく、給料袋。
そして、お父さんに感謝する、1ヶ月に一度の機会も失われていきました。
ちなみに、我が家では、一ヶ月に一度、給料日には焼肉を食べるお約束があります。
しかし、お父さんに感謝の思いを伝える、、、云々。
これは、毎回、省略です。(T_T)
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