セロリの巻
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こんにちは 社長の木戸宏文です。
快晴の朝の2016年5月8日、GWも最後の日を迎えましたが、
今朝も6時30分から調理をスタートしています。
木戸食品では現在「ほたて炊き込みご飯」のレトルト商品を開発中。
ただ今、味付けの最終段階の調整中、
明日も試作を行うため、本日、私が仕込みを行います。
7月1日の新発売を予定しています。
さて、第17回目は、『セロリの巻』 です。
セロリは、ヨーロッパ、地中海沿岸の原産。
日本には豊臣秀吉の朝鮮出兵(1592年～1596年)の時、
加藤清正が朝鮮から持ち帰ったため、
「清正ニンジン」の別名があります。
※ 熊本地震で壊れた熊本城を作ったのが加藤清正公デスよ。
その後、江戸時代に、オランダ人が、長崎に持ち込んだ西洋種は
「オランダ三つ葉」と呼ばれていましたが、
特別の香りが日本人にはむかなかったようでした。
ヨーロッパでは古くから、「薬草」として用いられており、
古代ギリシャの医者は万能薬(利尿済、解熱剤、胃薬、催淫済など)
として使用していました。
ホメロスの「イリアス」の中にも
「英雄アキレウスが、セロリを使って、馬の病気を治した」
という記述があります。
確かに香りの成分のアピインに、神経を鎮める効果があるといわれています。
フランスには
「男に対するセロリの効き目を知ったなら、女はセロリを探してパリからローマまでもいくだろう」とか
「セロリの効き目を一度知ると、男は庭いっぱいにセロリを植えるだろう」
とかいう俗言があって、
セロリの強壮・強精作用を示唆しています。
セロリはビタミンA・B1・B2・Cの他に、
赤血球の栄養となるマグネシウムや鉄を多く含むもので、
貧血の改善、美肌作り、生理不順や更年期障害にも効果的です。
また含有成分のメチオニンは、肝臓の働きを強化します。
セロリ、パセリ、ニンジン、セリなど、セリ科の植物には、
血栓を溶解し、血液をサラサラにするピラジンが含まれているので、
心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症に悩まされている現代日本人は、
セリ科の植物を十分に摂るべきです。
《 効能のまとめ 》
強壮・強精・貧血・肝臓病・血栓症の予防と改善
【 セロリの民間療法 】
1. ニンジン2本、リンゴ1個、
セロリ100ｇをジュースにして朝食代わりに飲む。
≪脳血栓・肝臓病・心筋梗塞≫
2. 刻んだ葉を直接、または、布袋に詰めて、
湯舟に入れて入浴する。
≪冷え症・痛み・こり≫
私も、セロリは、その匂いがイヤで、大変苦手な野菜です。
しかし、上記の様な効能は初めて知りました。
齢が齢ですから、「強壮・強精」というのは、魅力です。
しばらく、試してみようかな?
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