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カキ(牡蠣)の巻

 

 

青森市・五所川原市で、弁当の仕出し・宅配なら木戸食品

 

 

こんにちは 社長の木戸宏文です。

平成28年4月23日、今日は6時半から、調理を開始しています。

 

今朝は東風(ヤマ)が吹いていて、蟹田の最高気温は16℃の予定。

30㌔足らずしか離れていない青森市が20℃まで上がります。

蟹田はまるで、津軽地方の【避暑地】のようですね。

 

 

第11回目になります今回は、「カキ(牡蠣)」についてお話をしてみます。

 

 

カキ

 

カキは、世界中の海に生息していて、

 

その数はなんと80種類。欧米人が生食する唯一の水産物です。

 

その養殖の歴史は古く、ローマでは2000年前に始まったとされ、

中国ではもっと古くから行なわれていたとされています。

 

イギリスのテムズ河口のカキは、絶品とされ、

ローマのジュリアス・シーザーは、そのカキ欲しさに、

イギリス制服を企てたのだと言うエピソードがある位です。

 

 

 

日本で天然カキの産地として有名な

北海道の厚岸(あっけし)は、アイヌ語で「カキのある所」という意味です。

 

カキは生まれたばかりの頃には全てオスで、

成長する際に十分に栄養を摂取したものが、メスになって産卵し、

その後、中性になって、次の繁殖期(6月~8月)には、オス・メス何れかになるという、

不思議な生態をしています。

 

カキを漢字で「牡蠣」と書くのはカキは「牡=オス」しかいない

思われていたためです。

 

栄養の豊富さから「海のミルク」と呼ばれるほどで

 

エネルギー源のグリコーゲンが100g中6gも含まれていること、

ビタミンB群、鉄、銅、マンガン、ヨード、カルシウム、亜鉛などのミネラルが多く含まれ、

赤血球の造血を促進し、血色のよい美肌を作り、骨歯を強くしてくれます。

 

特筆すべきは、体内の細胞の中で、営まれている化学反応の触媒となっている

200種類以上ある、酵素の含有成分である、亜鉛の含有量が全食品中、

断トツのナンバーワンという事です。

 

不眠症や眼精疲労、精力減退に、カキが抜群の効果を発揮するのは、

カルシウムや亜鉛が一役買っているからでしょう。

 

経験的には、肝臓病にも良いとされるのは、100g中、1022㎎と驚くほど含まれているタウリンの為です。

 

カキフライは体を温めてくれるので、夜尿症や寝汗に効果があります。

 

カキフライ

 

生ガキは少しでも古くなると食中毒の危険があるので

殺菌作用のあるレモン汁をかけて食べると良いです。

 

カキが美味しいのは12月~2月までですが、

特に2月は、グリコーゲンをはじめ、種々の成分の含有量が最高になるので、最も旨い時期です。

 

ちなみに日本では「桜が散ったらカキは食うな」と言われます。

 

お花見

 

欧米では表現が違って「Rのつかない月には、カキは食うな」と言います。

 

「Rのつかない月」とは、

 

・ May → 5

・  June → 6

・ July → 7

・ August → 8  等となって、中身は日本と一緒ですね。

 

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我々、青森県人は、貝と言えば

どうしても陸奥湾名産のホタテ貝を連想し、また食べなれているため、

私は特にその生臭さと食中毒の危険性があることから、カキは好きでなく、敬遠していました。

 

しかし、今回、これらの効能を知りましたら「ちょっと、試してみようかな?」と感じました。

 

食べたら凄く元気が出そうですものね。

おっと、急がないと、ゴールデンウイーク過ぎたら、もう桜の花は終わりでしたね。

 

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