イチゴの巻
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こんにちは、社長の木戸宏文です。
平成28年の6月9日の木曜日、
今日は、青森山田高校調理科三年の、三男の炊事遠足の日なのですが、
朝からあいにくの雨。しかも降水確率、午前、午後ともに90％。
ずぶ濡れになって、風邪などひかないかと、心配をしています。
さて、第26回目は『イチゴの巻』です。
イチゴは、南米チリの原産。
1492年にコロンブスが、アメリカ大陸を発見した後、
ヨーロッパに持ち帰り、17世紀になり、品種改良されて、
現在の、イチゴが作り出されました。
日本には、1840年頃に、オランダから長崎に持ち込まれたため、
オランダイチゴという別名があります。
英語の「ストロベリー（イチゴ）」は、
「ベリー（実）」と「ストロ」が、つながって出来たものですが、
「ストロ」は「ワラ」ではなく、「ストロ＝あちこちへ移る」がなまって
出来た言葉と考えられ、
つるが、あっちこっちに向いて走る様子を、形容したものです。
イチゴは、豊富な糖分（ブドウ糖と果糖）とクエン酸、リンゴ酸などの
有機酸が含まれているので、食前に食べると、胃酸の分泌を増し食欲を増進させます。
また、果実の中では、最も多く、ビタミンＣを含み、鉄も多く含まれているので、
貧血を改善する効果があり、皮膚を美しくして、血色のいい顔色を作ります。
食物繊維の1つである、ペクチンの含有量も多いのですが、
ペクチンは、血液中のコレステロールを下げ、善玉コレステロールを増加させて、
動脈硬化（脳血栓、心筋梗塞）、高血圧の予防・改善に役立ちます。
また、メチルサリエル酸が含まれており、頭痛や神経痛の痛みを、和らげる作用も期待できます。
その他、解熱、利尿、去痰の効能があるので、風邪や気管支炎にも有効です。
また、肝細胞の働きを活発化させる効能もあります。
漢方でも、イチゴには、浄血、強壮作用がある、とされています。
食べる以外には、歯ブラシにイチゴを載せて磨くと
歯の汚れ、黄ばみ、歯槽膿漏の予防になるとして、
ヨーロッパでは、イチゴの季節に、よくイチゴで歯磨きが行われます。
【効能のまとめ】
貧血・頭痛の改善、美肌作り、抗動脈硬化、風邪の予防・改善
《民間療法》
● 滋養強壮剤
広口のビンにイチゴ1㎏、氷砂糖1㎏、ホワイトリカー1.8ℓを入れて漬け、
3週間密封して放置すると、イチゴ酒が出来る。
これを、毎晩寝る前に、おちょこで1～2杯飲む。
● 生理不順・子宮筋腫などの婦人病
イチゴの葉10ｇを、コップ1杯の水で、半量になるまで、煎じて飲む。
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