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関東の食い倒れ、上方の着倒れ

 

 

青森市・五所川原市で、弁当の仕出し・宅配なら木戸食品

 

 

こんにちは 社長の木戸宏文です。

毎日、ご注文をいただきありがとうございます。

 

第22回 『関東の食い倒れ、上方の着倒れ』 

 

満腹

 

= 意味 =

 

関東人の食い倒れに比べて、関西(上方)人は、着物に金を惜しまない。

「京の着倒れ、大阪の食い倒れ」とも言う。

 

「大阪の食い倒れ」は知っていましたが、京都や、関東の食い倒れは知りませんでしたよ。

 

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言葉のとおり、飲食街で多量に飲食をして、路傍に倒れるという意味ではありません。

食道楽が高じて、美食にお金をかけすぎて、財産を無くしてしまうことを言います。

同じく、服飾に贅沢にお金をかけて、財産を無くしてしまうのが、上方人というわけです。

 

ごちそう

 

さて、現在の日本に「食い倒れ」をする方がいるのでしょうか?

 

私は、世界中で一番食べ物のおいしい国が日本だと思います。

日本の食べ物は、本当に美味しいです。

そのような日本の国にあって、財産を失う程の美食を求めるのは

無理なように、私には、思われます。

 

美味しいものの、少なかった、まずしい時代の日本に生まれた、ことわざなのでしょうね。

 

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 『京のお茶漬け』

 

 

 お茶漬け

 

 

= 意味 =

 

京の人は、根はしわい(ケチ)が、口先だけは世辞がよい — と、

京の人をそしる言葉です。

 

客が来て、帰りかけようとすると「何もないけど、お茶漬けでも、、、、」と、

お愛想を言って引き止めはするが、実際には、ご馳走する気などは全然ない

という意味。

 

これは私の憶測ですが、こういった気質は、

公家さんから来ているのではないかと言う気がします。

 

と言うのは、我々田舎者とは、真逆に思われるからです。

 

 

我が青森県が世界に誇る作家であり、

私の先輩(当時:青森中学=現在:青森高校)である

太宰治の小説「津軽」のひと場面に、この津軽人の気質が紹介されています。

 

その場面は、ここ外ヶ浜町蟹田中師にあった中貞商店です。

 

東京から、はるばる訪ねて来た太宰を、地元の友人・知人の津軽人が、

とにかく一生懸命になって、もてなす場面があります。

そのもてなし方が、異常な位の熱心さで、ユーモアがあるのです。

 

りんご酒をふるまったと思えば、料理を、

料理をふるまったかといえば、音楽を、

音楽を流したかと思えば、幼子を、、、、。

 

といった感じで、太宰が面喰ってしまうほど

次から次へと、矢継ぎ早に、これでもか、これでもかと

接待が続くのです。

 

 

ちなみに、この中貞商店の建物が、最近、取り壊されてしまいました。

 

確かに、「文化財」とは、とても呼べるシロモノではありませんが

今でも時折、太宰ファンが訪れるといいますから、残念です。

 

中貞

※ 取り壊された中貞商店

 

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